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手書き漢字、「とめ」「はね」など細かい違い許容

文化審が指針案報告

文化審議会漢字小委員会は29日、常用漢字で「とめ」「はね」などに細かい違いがあっても誤りではなく、さまざまな字形が認められることを解説した指針案を親部会の国語分科会に報告した。

以前から細かい違いは許容されるとしていたが、さまざまな印刷文字の普及に伴い、手書き文字に関する相談が寄せられるようになったため、指針であらためて周知する。

常用漢字全2136字の手書き例も作成。文化庁は4月中にホームページに掲載し、書籍化を予定している。担当者は「学校教育では、学習指導要領の漢字配当表の字形に沿って指導しつつ、他の字形でも良いということを知ってほしい」と話している。

指針案では常用漢字表の考え方をあらためて解説。漢字に線の長短や方向、はらうか、とめるかといった字形の違いがあっても、文字の骨組みに当たる字体の違いにまで及ばなければ、特定の字形だけが正しく、ほかが誤りと判断することはできないと説明し、代表例を取り上げた。

「謎」のように、常用漢字表で「二点しんにゅう」の字体を載せるのと同時に「一点しんにゅう」を許容字体としている漢字については、手書きでは「一点」が一般的だとしつつ、「二点」で書いても誤りとすべきではないと指摘した。

パソコンの活用に伴う印刷文字の一般化で、金融機関や学校のテストなどで印刷文字と手書き文字との違いを指摘されたという相談が文化庁に寄せられるようになり、漢字小委員会が2014年から指針の検討を進めていた。〔共同〕

▼常用漢字 法令や公用文書、新聞、雑誌、放送など、一般の社会生活で現代の国語を書き表す場合の目安となる漢字。1946年に告示された1850字の当用漢字を基に、81年に1945字を定め、2010年の見直しで2136字に増えた。内閣告示される常用漢字表で、明朝体の一種を例にした「印刷文字における現代の通用字体」を用いて示されている。〔共同〕

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