2018年11月18日(日)

イタリア地震、手抜き工事・耐震偽装疑惑多数

2016/8/29 9:48
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【ローマ=共同】イタリア中部を襲った地震では29日までに、最大被災地アマトリーチェで耐震工事から間もない公立学校が損壊するなど手抜き工事や耐震偽装の疑いが多数浮上した。国の補助金を使って耐震対策を施した公共施設が各地で崩れたことで、被災者らの間で批判が高まっている。

イタリア主要紙レプブリカによると、アマトリーチェの学校は2012年、国の補助金で柱に金属を埋め込むなどの耐震工事を実施したが、地震では天井や壁が激しく崩れ、当局の調査で適切な補強が施された形跡がないことが判明した。検察当局者は、業者の利益などのため手抜き工事が行われた可能性を指摘している。

アマトリーチェ近くのアックモリでも、耐震基準に合わせて最近改築された鐘楼が倒れて家屋を直撃し、子供と両親の一家4人が死亡。検察の捜査対象になっている。

政府は学校や病院、教会などが倒壊したことを深刻に受け止め、建築基準の厳格な適用を表明。検察当局は復興事業で不正が繰り返されないよう、犯罪組織の監視を強化する方針だ。

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