平城宮役人はすごろく好き? 朝鮮式さいころ発見か

2016/6/28 20:52
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奈良市の平城宮跡で、朝鮮半島の伝統的なすごろく「ユンノリ」用のさいころとみられる棒が出土したことが28日、分かった。発掘した奈良文化財研究所が成果を研究所紀要に掲載した。

分析した小田裕樹研究員は「身近なものを使って、当時の役人が楽しんだのではないか。古代の遊びを復元する上で貴重な成果」としている。

棒は、奈良時代の役所が集中する「東方官衙(かんが)地区」の穴から2本出土。木の枝を用いており、太さ約1センチ、長さ約5~6センチ。側面の一部分を平らに削っており、断面はかまぼこ形になっていた。

ユンノリは、盤上の円周上などに升目を作り、側面を削った4本の棒を投げ、裏表の組み合わせで進む数が決まるルール。朝鮮半島から日本に伝わったとみられる。

研究所が昨年、穴の中の出土品を整理して見つけた。同じ穴からは、ユンノリ盤に似た、升を墨で書いた土器の破片もいっしょに見つかったことからさいころの可能性があると判断した。

平城宮跡に近い長屋王邸宅跡の付近でも同様な土器が出土し、研究所が昨年、ユンノリ盤と発表していた。〔共同〕

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