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津軽弁、AIで標準語に 病院など対話手助け

弘前大と東北電が共同研究へ

弘前大学と東北電力は28日、津軽弁など方言の音声を人工知能(AI)を使って自動で標準語で要約する共同研究を始めると発表した。東北電のコールセンターの通話音声データと弘前大のAIや言語分野に関する知見を持ち寄り、要約の精度などを検証。患者との意思疎通が不可欠な医療現場などでの実用化をめざす。

【標準語】【津軽弁】
駄目マネ
歩くアサグ
友達ケヤグ
会話の一例
「おいしい」「メジャ」
「そうでしょ。もっと、
食べて」
「ンダベ。モット、ケ」

研究期間は8月1日~2018年1月31日。東北電はコールセンターで受けた約6700件(約900時間分)の通話音声を提供。弘前大は津軽弁やなまりが特に強いとされる青森県南西部の鰺ケ沢町の20~70代の男女12人の津軽弁会話(各1時間)を収集する。

これらの音声データをAIの音声認識と言語処理技術を使って標準語のテキストに変換し、要約文を自動作成する。完成度などを評価、検証する。実用化できる見通しが立てば共同研究を継続し、企業の参画も募り、早期に事業化したい考えだ。

共同研究は弘前大が東北電に働きかけた。弘前大病院では医師や看護師と患者の対話の一部を録音して担当者が要約文を作成しており、負担になっている。「病院スタッフは県外出身者が多く、津軽弁がわからない苦労もあった」(柏倉幾郎副学長)という。

一方、東北電コールセンターには年間150万件の問い合わせがあり、一部を人手をかけて要約している。東北各地から様々な方言で問い合わせがあり、文字化と要約作業が大きな負担になっていた。

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