凍土壁、全面凍結を了承 福島第1で規制委

2017/6/28 20:18
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原子力規制委員会は28日、東京電力福島第1原子力発電所の汚染水の増加を抑える「凍土壁」について、凍結させずに残していた1カ所を凍らせることを大筋で了承した。詳細な審査を進め、早ければ8月にも認可する。東電は秋ごろに全面凍結できると見込んでいる。

規制委の更田豊志委員は「認可してさしつかえない」と述べ、事務局の原子力規制庁に審査を進めるよう指示した。

凍土壁は1~4号機を取り囲むように地盤を凍らせて地下水を遮り、原子炉建屋に流入して汚染されるのを防ぐ。東電は昨年3月に一部で凍結を始めた。規制委は周囲の地下水位が低くなって建屋内の汚染水が外に漏れ出すことを懸念し、全面凍結を認めていなかった。

同日の検討会で、東電は建屋を囲むようにある井戸からくみ上げる地下水の量を調整することで水位が下がりすぎるのを防げると説明した。これに対し、規制委は効果を過大に見せている部分があると指摘、今後も継続的な説明を求めた。

東電によると、凍結を始めたころは流入する地下水は1日400トンほどあったが、最近は同120~130トンに減った。全面凍結後は100トン以下に減らせるという。

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