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藤原宮跡に7つの柱穴 「律令国家の完成祝う」記述と一致

日本初の本格的な都・藤原宮跡(奈良県橿原市)から、元日朝賀の儀式で飾る幢幡(どうばん、旗)を立てた柱穴が7カ所見つかり、奈良文化財研究所が28日、発表した。続日本紀にある「大宝元年(701年)の律令国家完成を祝う儀式で7本の幢幡が立てられた」との記述と一致し、新体制をスタートさせた儀式の様子を知る大きな手掛かりとして注目される。

7カ所の柱穴は、2008年度の調査で見つかった一部を含めて大極殿院南門(正門)前の広場跡で出土。1.9メートル四方の柱穴を中心として、左右対称にそれぞれ三角を形作る配置で柱穴が3つずつ確認された。

続日本紀によると、大宝律令が完成した701年の元日、文武天皇が開いた儀式には臣下のほか、朝鮮半島の新羅の使節も参列。「正門にカラス形の幢、(大極殿から見て)左には日像・青竜・朱雀の幡、右は月像・玄武・白虎の幡」と記されており、配置の特徴に合うという。

研究所によると、幢幡の遺構としては最古。平城宮(奈良市)や長岡宮、恭仁宮(いずれも京都府)など後の時代で柱穴は東西1列に並んでおり、701年の"初回"の配置と異なっていた。

研究所は「当初は古代中国の陰陽五行思想を忠実に表現し、四神が意味する方位を順守して幢幡を置いていたようだが、後の時代に1列に形式化していった」と分析している。〔共同〕

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