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宇宙ごみ、吸着して回収 米大、ヤモリの脚参考に

【ワシントン=共同】垂直な壁や天井に張り付くヤモリの脚を参考にして、無重力の環境で宇宙ごみを捕まえる技術を、米スタンフォード大や米航空宇宙局(NASA)のチームが開発し、28日付米科学誌サイエンスロボティクスに発表した。

宇宙ごみは役目を終えた人工衛星やロケットのかけらで、2万個以上あるとされる。高速で地球の周りを飛んでおり、衛星などを破損させる恐れがある。形や大きさ、材質はさまざまで捕まえるのが難しく、効果的な除去法の開発が課題となっている。

チームが注目したヤモリは、脚に微細な毛が数多く生えている。壁などと接触する面積を自在に変えることができ、面積を大きくすると、壁にくっついていられるほどの引力が生じ、小さくすれば引力が消える。

今回はこれを模して長さ0.1ミリほどのシリコーン素材の「毛」を持つ吸着シートを開発、16枚並べて捕獲装置を作った。毛の傾きを調節して接触面積を大きくしたり小さくしたりする仕組みにすることで吸着や放出ができるようになった。

無重力の環境を再現した飛行機などで行った実験では、表面が滑りやすい素材、筒状や球形の物体など、最大で約400キロの重さの物をつかんで動かすことに成功した。実用化に向け、チームは「吸着力をもっと強くしたい」としている。

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