2019年1月23日(水)

廃線駅舎で芸術祭 石川・珠洲で9~10月

2017/5/29 0:24
保存
共有
印刷
その他

石川県珠洲市は、今年9~10月に初めて開く「奥能登国際芸術祭」で、2005年に廃線となった「のと鉄道能登線」の旧駅舎や老朽化して使われなくなった映画館などを活用する。50日の開催期間で3万人の集客を目指す。

同市が能登半島の先端に位置することから、テーマは「最涯(さいはて)の芸術祭」。市内に約40カ所設ける展示会場の一つが、能登線の終着駅だった蛸島駅だ。展示内容はこれから詰めるが、空に線路が延びる作品をイメージし、アーティストと地元住民が協力して作り上げるという。

また、市内に約10軒ある使われなくなった映画館や保育園も使う。海に面した保育園には船を展示し、かつて栄えていた珠洲の海を表現する。

市は、岡山、香川両県で3年に1度開かれる瀬戸内国際芸術祭を参考にした。産業廃棄物問題で揺れた香川県土庄町の豊島などがアートの島として若者であふれる光景に驚き、15年5月に実行委員会を発足。芸術を楽しんでもらうだけでなく、珠洲沖で取れたタコや山菜を使った郷土料理で客をもてなす「ヨバレ」という風習を体験するツアーなどの構想を練る。

自治体が主導し、地域活性化と芸術を結び付けることに批判的な意見もある。市担当者は「アートを通じて自然や文化に触れ、移住やUターン就職のきっかけになれば」と期待を込める。〔共同〕

日経電子版が2月末まで無料!いつでもキャンセルOK!
お申し込みは1/31まで

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報