京都の梅小路蒸気機関車館、30日閉館 43年の歴史惜しむ

2015/8/28付
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蒸気機関車(SL)や転車台を展示し、家族連れや鉄道ファンの人気を集めた京都市下京区の梅小路蒸気機関車館が30日、43年の歴史に幕を閉じる。来春からは新幹線などの展示を加えた「京都鉄道博物館」に生まれ変わるが、別れを惜しむ客らでにぎわっている。

蒸気機関車館は1972年に開館。当時はSLブームで、開館当初から年間約20万人が訪れた。その後、94年には来場者数が約11万人にまで落ち込んだが、同年、走るSLに乗車できるイベントを始め、人気が復活。今年7月までに計約840万人が来館した。

来春オープンする京都鉄道博物館は、SL20両を引き続き展示。機関車館の名物だった転車台や、旧二条駅の駅舎なども残しながら、隣接する公園の敷地だった場所に建物を建設、新たに0系新幹線など鉄道の歴史を物語る33両の車両を展示する。

阪東直樹副館長は「蒸気機関車専門ではなくなってしまうが、電車が進化してきた歴史全体を見せることができる。生まれ変わる準備のための閉館」と説明している。

閉館の知らせを聞き、約30年ぶりに訪れた埼玉県久喜市の公務員、久保田浩さん(55)は「閉館は寂しいが、昔の雰囲気を残しつつ新しい展示なども増やし、良い形で再生してくれたら」と笑顔で話した。〔共同〕

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