2019年5月27日(月)

ネット炎上、少人数の連投で発生 「許せない」が動機

2016/6/28 11:57
保存
共有
印刷
その他

インターネットのブログや会員制交流サイト(SNS)などが批判の書き込みであふれる「炎上」の状態になる際は、ごく少数の人が繰り返し書き込んでいることが28日までに、国際大学GLOCOMの山口真一講師らによる約4万人へのネット調査で分かった。過去1年間に炎上に加わったのは全体の1.1%だが、参加経験者の6割超は、同じ炎上への書き込みを繰り返していた。

山口講師は「声が大きい一部の人によって炎上している実態を示す結果だ。過度の批判が行われればネット上の言論自体が萎縮しかねず、対策を検討する必要がある」と話している。

調査は今月、ネットを通じアンケート形式で実施し、20~69歳の男女計4万504人が回答。炎上に書き込んだことがあると答えたのは725人だった。

さらに追加アンケートした結果、過去1年間の書き込み経験者のうち同じ炎上に2回以上書き込んだ人は65%に達し、10%は11回以上書き込んでいた。

東京五輪・パラリンピックのエンブレム問題など、炎上に至った具体例を9つ挙げ、書き込みをした人に理由を聞いた設問では「間違っていることが許せなかった」「その人・企業に失望した」と答えた人が、いずれの例でも合計で半数を超え、7割に上った事例もあった。「書き込むのが楽しい」や「ストレス解消」は2割程度だった。

山口講師によると、世帯年収が高いと、炎上への参加率が上がった。〔共同〕

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報