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福島第1の凍土壁、1カ所残し凍結 規制委が了承

原子力規制委員会は27日、東京電力福島第1原子力発電所で汚染水の増加を抑える対策の「凍土壁」について、未凍結のまま残る5カ所のうち1カ所を除いて凍らせることを了承した。全面凍結すると地下水の流入量が変わり、原子炉建屋内の汚染水が外に漏れる恐れがある。1カ所だけ残して水位の変化を慎重に監視することにした。

凍土壁は1~4号機の原子炉建屋の周囲を覆うように地下に氷の壁を造り、汚染水増加の原因となる山側からの地下水流入を防ぐ。東電は昨年3月に海側部分の凍結を始めた。規制委は地下水位の急な変動を避けるため、山側の一部を凍らせないよう求めていた。

27日の規制委の会合で更田豊志委員は「4つ閉じて遮水の効果が表れてきたら、次の段階を考える」と話した。4カ所を閉じれば建屋側への地下水流入量が減る見通し。今後はサブドレンという井戸でくみ上げている地下水の量の変化を見守る。東電は年度内にも凍結作業を始める計画だ。

凍土壁の遮水効果については、凍結を終えた海側の井戸のくみ上げ量が1日あたり140トン程度で推移している。東電が目標とした同70トンまで減っていない。更田委員は遮水効果が限定的だとの見解を改めて示した。

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