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死刑囚2年連続減 年末129人、法相交代や病死で

死刑判決確定後に執行されていない死刑囚が12月末時点で129人となる見通しであることが28日までに、法務省への取材で分かった。年末時点の人数は2年連続の減少。相次ぐ法相の交代で執行が減った一方、病死した死刑囚が多かったのが要因とみられる。

法務省によると、年末時点の確定死刑囚の数は107人だった2007年以降、継続して100人を超えている。12年末は過去最多の133人に。13年は谷垣禎一元法相が8人の執行を命じ、3人が病死したため、09年以降で初めて前年より減少した。

14年に死刑が確定したのは7人で、昨年より1人少なかった。6月と8月に谷垣元法相が計3人の執行を命じ、5人が病死した。3月に静岡地裁の再審開始決定で釈放された袴田巌さん(78)を除くと12月末時点の確定死刑囚は128人。

谷垣元法相の在任中は2~6カ月おきに執行があった。しかし、9月に就任した松島みどり前法相がうちわ配布問題の責任を取って1カ月余りで辞任。上川陽子法相も10月21日の着任から1カ月で衆院が解散し、2人の在任中に執行はなかった。

法務省関係者は「国会対応や所管事項の説明に追われ、執行の話題を出す間もなかった」と振り返る。

また、昨年12月以降は今年6月まで執行がなく、袴田事件の再審開始決定が影響したとの指摘が出た。法務省幹部は「世間の死刑制度への見方が厳しい間は法相に事件の記録を上げることができなかった」と明かす。

第3次安倍内閣で再任された上川法相はこれまでの記者会見で、死刑執行について「裁判所の判断を尊重し、法の定めにより慎重かつ厳正に対処する」と話している。

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