2019年1月22日(火)

振り込め詐欺など最多559億円 14年、財産犯被害の半分

2015/1/29付
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全国の警察が2014年に把握した振り込め詐欺など「特殊詐欺」の被害額は13年より70億円近く増え、約559億4千万円に上ったことが29日、警察庁のまとめで分かった。年間500億円を超えたのは初めて。窃盗や横領などを含めた14年の財産犯被害のほぼ半分を占めた。警察庁は「極めて深刻な事態だ」として危機感を強めている。

特殊詐欺の被害額は統計を取り始めた04年は約283億8千万円だった。09年に約95億8千万円まで減った後、増加に転じ、12年には、それまで財産犯の中で被害額が最も多かった窃盗を上回った。14年は窃盗の3.2倍になった。

被害が目立つのが、レターパックや宅配便で現金を送らせる現金送付型で、14年の被害額は約212億1千万円となり、13年より81億1千万円増えた。高齢者が狙われる傾向は年々、エスカレートしており、被害者全体に占める65歳以上の割合は11年62.7%▽12年68.8%▽13年77.5%▽14年78.8%――と推移している。

警察が14年中に摘発した1990人のうち、グループのリーダー格は74人(3.7%)。摘発者数は増えているが、リーダー格の割合は12年は7.0%、13年は5.1%と低下傾向にある。

暴力団関係者が絡むケースも多く、警察庁は詐欺グループ壊滅のため、通信傍受などの手法を特殊詐欺にも適用する必要性を強調。法務省は刑事訴訟法や通信傍受法を改正する準備を始めた。

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