比マグサイサイ賞に石沢教授 アンコールワット保護に尽力

2017/7/27 20:55
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【マニラ=共同】フィリピンのラモン・マグサイサイ賞財団は27日、「アジアのノーベル賞」と呼ばれるマグサイサイ賞を、カンボジアの世界遺産アンコールワットの修復に尽力してきた上智大の石沢良昭教授(79)ら、個人5人と1団体に授与すると発表した。8月31日にマニラで授賞式が開かれる。

石沢教授は1961年にアンコールワットを訪れて以降、遺跡の研究を続けてきた。ポル・ポト派による大量虐殺などで遺跡保護の担い手が失われたが「カンボジアの遺跡保護と修復はカンボジア人の手でなされるべきだ」との信念から、80年代末以降、人材育成にも取り組んできた。

財団は「安全・衛生面で危険にさらされながらも、専門知識の確立とアンコールワットの保護に執念を燃やした。卓越した指導力で、カンボジア人に自国遺産の保護の重要性を啓発した」と評価した。

石沢教授は北海道帯広市出身。2005~11年に上智大学長。02年からは上智大アジア人材養成研究センター所長を務めている。

同賞は「民衆に根差した政治家」として人気があったフィリピンの故マグサイサイ元大統領にちなみ、アジアでの活動を対象に、1958年から授与が始まった。

これまでにインドの故マザー・テレサや元国連難民高等弁務官の緒方貞子氏らも受賞している。昨年は国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊が、日本の団体として初受賞した。

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