2019年1月19日(土)

中国機の滑走路誤進入、英語指示聞き間違え 安全委報告書

2015/5/28付
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那覇空港で2012年7月、中国東方航空機が、他機が着陸する直前に滑走路に誤進入したトラブルで、運輸安全委員会は28日、中国機のパイロットが管制官の英語の指示を聞き間違えたのが原因とする調査報告書を公表した。管制官もパイロットの復唱を十分確認しなかった。

トラブルは、12年7月5日午後1時24分ごろに発生。離陸前の上海行き中国東方航空2046便エアバスA319(乗客乗員27人)が管制官の許可なく滑走路に進入した。滑走路に着陸しようとしたエアアジア・ジャパンのエアバスA320は管制官の指示を受けて着陸をやり直し、事故には至らなかった。

エアアジア機が着陸をやり直した時点の中国機との距離は約4キロ。管制官は肉眼で中国機の誤進入に気づいたが、安全委は「夜や悪天候など滑走路上の機体が見えにくい時に起きていれば危険な状態だった」と指摘した。

報告書によると、管制官は中国機に対し「Hold short of Runway(滑走路手前で待機せよ)」と指示。しかし中国機の機長らは「Line up and wait(滑走路上で待機せよ)」と聞き間違え、滑走路に入った。パイロットの1人が「滑走路上で待機する」と英語で復唱したが、管制官も聞き間違え、正確に指示が伝わっていると思い込んだ。

管制官は耳かけ式のマイクを手で持ち、航空機からの音声をスピーカーで聞いていた。この結果音声が不明瞭となり、指示聞き間違えの要因になった。再発防止のため、復唱の確認を徹底することを求めた。

このトラブルを受け、中国東方航空は、英語の管制用語の使い方についてパイロットらに対する研修を行うなどした。

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