東京都が外国人向け防災訓練 大使館職員ら120人参加

東京都は27日午前、渋谷区の東京体育館で、都内で暮らす外国人向けの防災訓練を実施した。34カ国の大使館職員や留学生ら約120人が参加し、応急救護や初期消火の訓練などに取り組んだ。
昨年8月に来日したオランダ大使館職員のピーター・ファン・スロテンさん(30)は人工的に揺れを起こす起震車で震度7を体験。「自国にはほとんど地震がなく、どのくらい揺れると危険なのかということを知らなかった。いざというときのために勉強できてよかった」と話した。
都によると、都内に住む外国人は約40万人で、都の人口の約3%を占めている。