2019年5月21日(火)

厚労省「冷静に対応を」 デング熱、国内感染69年ぶり確認

2014/8/27付
保存
共有
印刷
その他

厚生労働省は27日、埼玉県内に住む10代の女性が、東南アジアなどで流行しているデング熱に感染したと発表した。女性は海外への渡航歴がなく、国内で感染したとみられる。現在、容体は安定している。東南アジアなどを旅行中に感染し帰国後に発症するケースは増えているが、国内での感染は1945年に確認されて以来、報告がないという。

デング熱のウイルスを媒介するヒトスジシマカ(国立感染症研究所昆虫医科学部提供)

デング熱のウイルスを媒介するヒトスジシマカ(国立感染症研究所昆虫医科学部提供)

厚労省は全国の自治体にデング熱の感染が疑われる患者が確認された場合は、速やかに保健所に報告するよう要請した。同省は「人から人への直接の感染はなく、発症しても重症化することはまれで、冷静に対応してほしい」としている。

厚労省によると、女性は8月20日ごろに高熱などの症状がみられ、さいたま市内の医療機関を受診。国立感染症研究所が血液検体を調べたところ、26日に感染が確認された。現在入院し、容体は安定しているという。

女性は東京都内の学校に在学中で、海外渡航歴はないという。厚労省は、海外でデング熱に感染した人を刺してウイルスを保有した蚊が、女性を刺したことによって感染した可能性があるとしている。

感染研のまとめによると、海外で蚊に刺され、帰国後に発症した患者数は、2014年は8月17日までに98人で、昨年は249人だった。渡航先としてはインドネシアなどが多い。

デング熱を巡っては、昨年8月に京都府や山梨県などを訪れたドイツ人女性が帰国後に発症。日本での感染が疑われ、厚労省は注意を呼びかけていた。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報