「SMAP×SMAP」最終回 グループ活動に終止符

2016/12/26 20:44 (2016/12/27 0:40更新)
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国民的アイドルグループ「SMAP」のメンバー全員がレギュラー出演しているテレビ番組「SMAP×SMAP」が26日、最終回を迎えた。5人は看板番組を「ラストステージ」にすると表明しており、グループの活動に終止符を打った。「さみしい」「納得できない」。ファンからは解散を惜しむ声が相次いだ。

「SMAP」の解散を受け、CD販売店の特設コーナーに集まるファン(26日午後、東京都渋谷区のタワーレコード渋谷店)

「SMAP」の解散を受け、CD販売店の特設コーナーに集まるファン(26日午後、東京都渋谷区のタワーレコード渋谷店)

過去20年の収録映像を中心に構成した最終回のラストは黒いタキシード姿の5人が先月収録した大ヒット曲「世界に一つだけの花」を歌う姿を放映。歌い終わると、5人は硬い表情で深々とお辞儀し、白い幕が下りた後、リーダーの中居正広さんが背を向け涙を拭った。だが5人から肉声のメッセージはなかった。

音楽CD販売のタワーレコード渋谷店(東京・渋谷)は20日から特設コーナーを設置。21日発売のベスト盤「SMAP 25 YEARS」は今年度の売り上げトップになる勢いという。26日に訪れた埼玉県所沢市のパート、斎藤清美さん(51)は「メンバーがそろって歌う新曲はもう出ないと思うとさみしい」とため息をついた。

解散への動きが表面化したのは今年1月。木村拓哉さん以外の4人が独立に向けて協議しているとされた。その後、5人が同番組で騒動を謝罪していったん沈静したものの、8月になって所属するジャニーズ事務所が解散を発表した。

「奇跡を起こしたい」。解散決定後もファンはネット上で仲間を募り、存続を願って行動してきた。「世界に一つだけの花」のシングルCDの購買運動はツイッターで拡大。オリコンによると1月以降で約40万枚が売れ、今月に累計で300万枚を突破した。11日にはファンが37万3515筆の署名を事務所側に届け、存続を求めた。

署名や購買運動に参加した東京都清瀬市の会社員、板垣由紀さん(29)は「解散の理由が分からず納得できない」と漏らす。「被災者をはじめ、いろんな人に寄り添って元気をくれた」と感謝しつつ、再結成を信じるという。

「昭和の大スターと違って、少しだけ前にいてくれる身近なスーパースターだった」というのは同志社女子大の影山貴彦教授(メディアエンターテインメント論)。音楽評論家の湯浅学さんは「個性はバラバラでも1つにまとまれることが1990年代のバブル崩壊後、寂しさを抱える日本人の心をつかんだのだろう」とみている。

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