2019年2月19日(火)

いじめ重なり苦痛増大 岩手中2自殺、学校が報告書

2015/7/27付
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岩手県矢巾町の中学2年、村松亮君(13)がいじめを苦に自殺したとみられる問題で、いじめの有無を調べていた中学校は26日、1年~2年にかけて村松君へのいじめが6件あり、その積み重ねが自殺の一因になったとの調査報告書をまとめた。

学校は行為があった当時は6件全てでいじめとの認識を持てず「判断できない事案もあわせ、積み重ねが苦痛を増大させた」と分析し、「いじめが自殺の一因であったと考えられる」と結論付けた。

村松君が通っていた中学校の校長は同日夜、記者会見を開き、報告書を公表。「学校の最高責任者として、大きな責任を感じている。心の隙のようなものがあったことは否定できない」と学校の対応についてあらためて謝罪した。

同日、校長から説明を受けた父親(40)は「いじめが認められほっとしているが、納得いかない部分もある」と話し、詳しいアンケート結果の提出を求めた。その後、県警本部に暴行容疑などで告訴状を提出、受理された。

報告書では全校生徒が対象のアンケートを基に、いじめが疑われる13件を詳しく検証。全校集会で列に入れない、机に頭を押さえ付けるなどのほか、練習中にわざと強いパスを出すなど、バスケットボールの部活動中も含め、昨年7月~今年6月に起きた6件をいじめと認定した。関わった生徒として7人の名前が挙がり「覚えていない」と話す生徒もいるという。

一方、2年時の担任については生活記録ノートに気になる記述があるたびに声を掛けるといった対応を取っており「村松君は担任に期待や信頼の念を持っていた」と指摘した。〔共同〕

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