2019年3月20日(水)

うつ病のリスク、魚介類食べると減少 国立がんセンター

2017/9/27 0:00
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国立がん研究センターなどのチームは26日、青魚などの魚介類をよく食べる人はうつ病のリスクが低下するとの調査結果を発表した。サバやサケなどの大きめの切り身などを毎日食べるとよいという。エイコサペンタエン酸(EPA)などの脂肪酸がうつ病のリスクを下げたとみられる。

長野県佐久市に住む40~59歳の男女対象に1990年から追跡調査した。2014~15年に精神科医の診療を受けた1181人を選び、食生活のアンケートの結果をもとに、魚介類の摂取量から4つのグループに分類した。群ごとの摂取量の中央値は1日57グラム、84グラム、111グラム、153グラムだった。

57グラムの群に比べて111グラムの群はうつ病を発症するリスクが半分以下になった。統計的に意味のある差は出なかったが、他の群も最も少ない群よりリスクは下がった。

EPAやドコサペンタエン酸(DPA)といったn―3系脂肪酸の摂取量を求めたところ、適度な量の群はリスクが下がった。ただ、ある程度以上の量を摂取するとリスクが上がった。

国立がん研究センターの松岡豊部長は「魚をよく食べる人は、野菜てんぷらや野菜いためも食べがちだ。サラダ油などに含まれる不飽和脂肪酸がn―3系脂肪酸の予防効果を打ち消したのではないか」と推測している。

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