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つらい記憶 消去できる? 富山大など、PTSD治療に一歩

水を飲むと電気ショックの恐怖感を感じるように訓練したマウスの脳を操作することで、恐怖記憶を思い出さないようにすることができたと、富山大などのチームが米科学誌サイエンス電子版に発表した。27日付。

つらい記憶が突然よみがえる心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状は、日常のささいな記憶が引き金になることがある。今回の手法は脳を傷つけなくてはならないという問題点があるが、井ノ口馨・富山大教授は「将来的にPTSDの治療に応用できる可能性がある」と話している。

チームは、ブザー音を鳴らした後にマウスに電気ショックを与え、ブザー音に対して身をすくませるように恐怖記憶を定着させた。

さらに、マウスが甘い水を飲むたびにブザー音を鳴らすと、マウスは甘い水を飲んだだけで身をすくませるようになった。

この時、記憶をつかさどる脳内の領域を調べると、甘い水とブザー音両方に反応する神経細胞の割合が増えていた。

だが脳に光ファイバーを入れ、光を当てて制御する手法でこの細胞の働きを抑えると、それぞれの記憶は切り離され、甘い水を飲んでも身をすくめなくなった。〔共同〕

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