2019年4月26日(金)

13万年前の北米に人類? ゾウ祖先の化石に鋭利な傷

2017/4/27 2:00
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【ワシントン=共同】米カリフォルニア州の約13万年前の地層から出土したゾウの祖先「マストドン」の化石に、人為的にたたきつけたと考えられる鋭利な傷や割れ目があることが分かったと、サンディエゴ自然史博物館などのチームが27日付の英科学誌ネイチャーに発表した。

マストドンの化石や、道具に使った可能性がある丸石が出土した米カリフォルニア州の発掘現場=サンディエゴ自然史博物館提供・共同

チームは「13万年前の北米大陸に、現生人類より先に人類がいた証拠だ」と主張している。ただ人の歯や骨の化石は見つかっておらず、本当に人類が存在したのか議論を呼びそうだ。

北米大陸の最古の人類は、アフリカで生まれた現生人類のホモ・サピエンスが約1万5千年前に北米にたどり着いたものとする説が一般的だが、これを大きくさかのぼる。ホモ・サピエンスが13万年前に北米に到達していたとは考えにくいため、チームはより古い「原人」の可能性があるとみている。

チームは、サンディエゴの南東約10キロの地層で1990年代に見つかったマストドンの牙や歯、脚の骨などの化石についた傷を調べ、鋭く破損した部分は化石になる前にできたと分析した。

同じ地層から、何かを打ち付けたようなへこみがある丸石や、脚の骨の破片が見つかった。丸石を台にして骨を置き、別の石をハンマーのように使ってたたきつけたと推測した。

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