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手負いのV、稀勢の里が男泣き

君が代の大合唱が響く館内。手負いの新横綱はこらえ切れずに涙を拭った。26日に行われた大相撲春場所の千秋楽で、新横綱稀勢の里が2場所連続で賜杯を抱いた。「何とも言えない。うれしい」。負傷を押しての栄冠に、惜しみない拍手がしばらく鳴りやまなかった。

優勝決定戦。稀勢の里は土俵際で、同じく2度目の優勝が懸かった大関照ノ富士をこん身の力で投げ倒した。本割に続く大逆転勝利に、館内は割れんばかりの大歓声。花道を引き揚げる前、連覇の味をかみしめるように頭を下げた横綱は「本当に支えてくれた人のおかげ。すいません。男が泣いたら……」と感極まった表情で語った。

大阪府富田林市の中学2年、海原宏卓さん(14)は「強い意志があったから優勝できた。ありがとう。格好良かった」と興奮した様子。表彰式では「日本一」の言葉が何度も響いた。

稀勢の里の地元、茨城県牛久市の市役所では応援に駆け付けた住民ら約120人が感動を分かち合った。歓声と拍手が響くなか、目に涙を浮かべる人も。「勝つと信じていた」「日本のヒーローだ」などとたたえる声がやまなかった。

優勝を信じ、うちわを自作してきた同市の無職、斉藤哲司さん(71)は「けがをしていても真っ向勝負。これでこそ横綱だ」と興奮を抑えきれない口調だった。〔共同〕

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