/

国立がん研究センター、がん患者の働き方把握 スマホで

国立がん研究センターは26日、スマートフォン(スマホ)を使い、がん患者の労働や生活の実態を調べる研究に乗り出した。国内には働きながら治療を受けているがん患者が30万人以上いるとされる。患者がスマホに入力する日々の体調変化などの情報を分析し、治療による体や仕事への影響などを明らかにする。患者が働きやすい環境の整備などに役立てる。

同センターが開発したスマホアプリ「がんコル(QOL)」を使って調べる。米アップルの「アイフォーン」の利用者なら誰でも参加が可能で、同センターは患者400人以上の参加を見込んでいる。比較のため、がんでない人の協力も求める。2年後にデータの分析結果をまとめる計画だ。

参加者はまず、がんの種類、治療法、治療開始時期、現在の仕事内容などを入力。その後、移動の程度や、身の回りの管理が自分でできているかどうかなどを毎日記入する。

労働状況は週や月ごとに入力する。本人の労働生産性が、同じ種類のがん患者や同じ世代の患者の平均より高いか低いかも分かるようにする。

日本では毎年約100万人が新たにがんと診断され、このうち約3分の1は就労世代の患者という。治療効果の向上で働きながら治療を受ける患者が増えているものの、薬の副作用などで心身の状態が変化し、仕事の効率が思うように上がらないケースもあるという。治療と仕事の両立は、社会的な課題になっている。

今回の調査で得られたデータは、在宅での患者の副作用管理などにも活用する。患者の生活の質の向上につなげる方針だ。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン