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免疫逃れる病原体を追撃 阪大、生体システム発見

人の体を守っている免疫から逃れようとする病原体の動きを察知し、対抗する生体システムがあることを、大阪大免疫学フロンティア研究センターの荒瀬尚教授らのチームが発見し、26日付の海外科学誌電子版に発表した。さまざまな感染症の治療や予防法開発に役立つとしている。

チームによると、感染症などを起こす病原体が体内に侵入すると、病原体に結合して働きを弱めるタンパク質「抗体」が作られ、体を守る免疫反応が起こる。病原体は抗体を壊し、防御システムから逃れようとすることが知られていた。

チームは病原細菌を使って実験。体内に侵入したインフルエンザ菌や肺炎の原因菌などは酵素を出して抗体を切断、分解するが、壊された抗体を認識するタンパク質「LILRA2」が白血球などの免疫細胞の表面にあることを突き止めた。壊された抗体をLILRA2が認識すると、免疫細胞が病原体への攻撃を強めた。

荒瀬教授は「LILRA2の働きを活発にする薬剤を開発できれば、感染症の治療やワクチン開発に役立つ」と話した。〔共同〕

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