2巡目検査で子供のがん疑い4人 福島、甲状腺

2014/12/25付
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 東京電力福島第1原子力発電所事故の影響を調べる福島県の「県民健康調査」の検討委員会が25日、福島市で開かれた。子供の甲状腺検査で、事故直後の1巡目検査では「問題ない」とされた4人が4月からの2巡目で「がんの疑い」と診断されたことが報告された。

 調査主体の福島県立医大によると、4人は事故当時6歳男子、10歳男子、15歳女子、17歳男子で、腫瘍の大きさは7~17.3ミリ。会合では「1巡目でがんを見逃した可能性がある」「1巡目の後に急激に大きくなった腫瘍が見つかったのではないか」「(検査を受ける子供の)平均年齢が上がれば、がんの人数が増えるのも不思議ではない」などの意見が出た。

 終了後の記者会見で検討委の星北斗座長は「(がんの疑いが4人見つかったが)放射線の影響は考えにくいという見解を変える要素ではない」と話した。

 検査対象は1巡目が事故当時18歳以下の約37万人で、2巡目は事故後1年間に生まれた子供を加えた約38万5千人。それぞれ1次検査で超音波を使ってしこりの大きさや形状などを調べ、程度の軽い方から「A1」「A2」「B」「C」と判定し、BとCが血液や細胞などを詳しく調べる2次検査を受ける。

 2巡目は来年度までの2年間の計画で、これまでに約6万1千人の1次検査結果が判明した。2次検査に進んだのはB判定の457人で、がんの疑いはこのうちの4人。

 また、1巡目で約30万人の1次検査の結果が確定し、2241人が2次検査に進んだ。がんの診断が「確定」した子供は8月公表時の57人から27人増え84人に、がんの「疑い」は24人(8月時点で46人)になった。〔共同〕

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