2018年10月22日(月)

世界の平均気温が最高に 15年、産業革命前より1度上昇

2015/11/25 20:59
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【ジュネーブ=原克彦】世界気象機関(WMO)は25日、今年の平均気温が観測史上で過去最高になる見通しだと発表した。産業革命前と比較すると、1度の上昇になる。5年単位でみても2011~15年が過去最高で、地球の温度上昇は鮮明だとしている。WMOは温暖化ガスの増加が異常気象や自然災害を招いているとして、各国に排出抑制を促す考えだ。

30日に国連の気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)がパリ郊外で開幕するのを前に発表した。ジャロー事務局長は二酸化炭素(CO2)などの増加が原因だとし、「温暖化ガスの排出はコントロールできる。我々は選択を迫られている」と国際社会に本格的な対策を求めた。

WMOの報告によると1~10月の世界の平均気温は14.73度で、指標とする1961~90年より0.73度高かった。産業革命前の参考値とする1880~99年との比較では1度高い。海面と地上の両方で最高を更新する見通しだ。

中長期的な傾向を把握するために調べた過去5年の平均気温は指標より0.57度高かった。地域別にみるとアジア、オセアニア、欧州に加え北米と南米でも過去最高を記録した。

気象への影響として、今年は世界各地で集中豪雨が発生し、洪水に見舞われた地域も多かったと指摘。欧州や北アフリカなどで記録的な猛暑になったことなども挙げた。

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