山口組勢力、1万4100人と判明 神戸山口組は6100人

2016/2/25 12:25
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国内最大の指定暴力団山口組(神戸市)と、昨年8月の分裂後発足した新組織「神戸山口組」(兵庫県淡路市)の構成員と準構成員は昨年末時点で、それぞれ1万4100人と6100人だったことが25日、警察庁のまとめで分かった。両組織の正確な勢力が明らかになった。警察当局は抗争事件に発展しないよう取り締まりと警戒を強めている。

山口組の勢力範囲は44都道府県、神戸山口組は36都道府県に及んでいる。今年2月22日時点の直系組長らの人数は山口組が56人、神戸山口組が22人だった。全国の警察が昨年9~12月に摘発した構成員らは、山口組が3130人、神戸山口組が732人に上った。

双方は水面下で切り崩し工作を続けている。神戸山口組は、過去に山口組から絶縁処分などを受けた元構成員らを復帰させるなどして勢力拡大を図り、山口組から構成員約280人が流入したとみられる。

現時点で抗争事件には発展していないが、双方の構成員らによる傷害事件などは発生しており、警察庁幹部は「取り締まりを徹底し、弱体化を図る」と話している。

兵庫県公安委員会は、6月に山口組を暴力団対策法の規制対象となる指定暴力団に更新するのに合わせ、神戸山口組も新たに指定する方針。

一方、全国の暴力団構成員・準構成員は前年より6600人(12.3%)少ない4万6900人。2005年以降減少が続き、統計が残る1958年以降で最少だった。

暴力団への利益供与を禁じる条例が全国で施行された11年ごろから急減しており、警察庁幹部は「暴力団の資金獲得活動が難しくなった効果が出ている」と説明している。

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