国内最古の鮫皮巻大刀 宮崎で出土、朝鮮半島製

2016/10/25 12:09
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 宮崎県えびの市にある島内地下式横穴墓群の139号墓(6世紀前半、古墳時代後期)から出土した大刀(たち)は、柄の部分が「鮫皮(さめがわ)巻」と呼ばれるエイの皮を巻いた構造だったことが分かった。市教育委員会が25日までに発表した。国内最古の出土例。朝鮮半島製で、東アジアでも実物が確認できる最古級の資料という。

 鮫皮巻の大刀は当時、高位高官だけが身に着けたとされ、現存する例では聖武天皇の遺品とされる東大寺大仏殿の鎮壇具がある。市教委は「被葬者は朝鮮半島との政治的な関係があり、大和政権の中枢にも深く関わっていた人物の可能性が高い」としている。

 139号墓は2014~15年に発掘調査。未盗掘の状態で、大刀のほか、甲冑(かっちゅう)や馬具などが大量に見つかった。男女とみられる2体の人骨が埋葬されていた。

 大刀は全長約85センチ。銀製の金具で装飾され、さやは木製で黒漆塗りだった。

 このほか全長150センチほどの非常に長い大刀については、さやの一部に高級織物が巻かれていたことが分かった。同時期の古墳からの出土は数例しかなく、市教委は「大和政権の大王からの贈り物ではないか」とみている。〔共同〕

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