/

「原爆の図」60年ぶり里帰り 散在する丸木夫妻の9点

「原爆の図」で知られる故丸木位里、俊夫妻が描いた被爆後の浦上天主堂(長崎市)の絵など9点が制作から最長約60年を経て夫妻の活動拠点、埼玉県に里帰りする。原爆の図は15部の連作として有名だが、これに関連する別の作品9点は各地に散在し、あまり知られていなかった。6月3日から「原爆の図丸木美術館」(埼玉県東松山市)で公開する。

9点は勝養寺(東京都)や大阪人権博物館(大阪市)、高野山・成福院(和歌山県)、長崎原爆資料館(長崎市)がそれぞれ所有している。

うち長崎の資料館にある2点はいずれも縦横186センチのびょうぶ絵。浦上天主堂の絵は廃虚と化した天主堂で複数の女性と子供が苦しむ姿を表現し、もう1点は長崎にあった兵器工場をモチーフにしている。丸木美術館によると、夫妻が1953年に長崎を訪問後に制作され、長崎市側に引き渡された。

里帰りは被爆70年に合わせて丸木美術館にある15部の一部を米国などで公開する間、特別展として催そうと呼び掛け、実現した。

学芸員の岡村幸宣さんは「いずれも惨禍を伝える貴重な作品。ぜひ見てほしい」と話している。〔共同〕

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連キーワード

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン