2019年3月20日(水)

がん退治する抗体、血液中から発見 岡山大

2014/9/25付
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肝がんや肺がんなどさまざまながん細胞の増殖を抑え、退治する新たな抗体を人の血液中から発見したと、岡山大病院消化器内科の三宅康広助教らのチームが25日発表した。副作用の少ない抗がん剤などの開発につなげたいという。

抗体は、特定の物質を認識して攻撃する働きがあり、チームによると、健康な人の体内でも毎日数千個のがん細胞ができるが、種々の抗体や免疫細胞が排除している。

三宅助教らは細胞膜表面にあるタンパク質の一つで、がん細胞で多く見られる「RPL29」に注目。

人のRPL29をマウスに注射して作り出した抗体の溶液を、人の肝がん細胞に振り掛けて増殖状況を調べた。すると1ミリリットル当たり5マイクログラム(マイクロは100万分の1)の濃度の溶液を加えた場合、加えなかった時よりも4割ほど増加が抑えられた。

チームは、血中にある抗体がRPL29に結合してその働きを抑え、がん細胞を分裂しにくくしたり死滅させたりしたとみている。膵臓(すいぞう)がんや乳がん、大腸がん、前立腺がんも抑制できたという。〔共同〕

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