水没危機で全住民が移住へ ソロモン諸島のタロ島

2014/8/25付
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【シドニー=共同】南太平洋のソロモン諸島にある人口約800人のタロ島が、気候変動による海面上昇で将来的に水没の危機にあり、地震による津波の危険もあることから、対岸のチョイセル島に全住民が移住する計画を24日までに決めた。

オーストラリア政府の支援で計画を策定したコンサルタント会社はロイター通信に対し、行政機関も含めて島ごと移住するのは太平洋地域で初めてとしている。

タロ島は約1.5平方キロのサンゴ環礁の島で、海抜は2メートルに満たない。今後5年間で学校や病院をチョイセル島に建設する方向だが、行政機関の移転も含めると、移住は数十年単位になる。

計画に加わっているオーストラリア・クイーンズランド大によると、行政と住民が話し合いを重ねて決めたといい、ソロモン諸島政府も気候変動への対応モデルになると歓迎している。

コンサルタント会社は移住が「唯一の選択肢」だとし、巨額になるとみられる費用について国際社会の支援が必要だとしている。

太平洋地域では、水没の危機にさらされるキリバスが将来の国民の海外移住も視野に、フィジーに土地を購入している。

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