2019年2月19日(火)

尼崎脱線事故、25日で10年 JR西が追悼慰霊式

2015/4/25付
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兵庫県尼崎市で乗客106人と運転士が死亡し、562人が負傷したJR福知山線脱線事故は25日、発生から10年の節目を迎える。事故の記憶の風化が懸念される中、同市でJR西日本主催の追悼慰霊式が開かれ、遺族らが犠牲者を悼む。JR西は安全への誓いを新たにする。

「2005.4.25わすれない」とろうそくがともされた脱線事故現場(24日午後、兵庫県尼崎市)=代表撮影

「2005.4.25わすれない」とろうそくがともされた脱線事故現場(24日午後、兵庫県尼崎市)=代表撮影

事故は2005年4月25日午前9時すぎに発生。通勤、通学の乗客らで混み合う快速電車が制限速度を大きく超えるスピードで急カーブに進入して脱線し、線路脇のマンションに激突した。

過去30年で最悪の被害となった鉄道事故を受け、JR西は安全対策の充実を迫られた。

同社は08年、事故につながりかねないミスやトラブルの情報を吸い上げ、優先順位を付けて対策を取る「リスクアセスメント」を開始。今年5月にはノルウェーに本部があるリスクマネジメント会社「DNVGL」と契約し、外部評価を受ける仕組みを導入する。

国土交通省航空・鉄道事故調査委員会(当時)の調査報告書などによると、原因はブレーキをかけるのが遅れたことによる速度超過。背景には運転士らを対象とした懲罰的な再教育システムなどJR西の安全管理体制の問題が指摘された。

刑事事件としては、業務上過失致死傷罪で在宅起訴されたJR西の山崎正夫元社長は無罪が確定。強制起訴された歴代3社長も一、二審で無罪となり、検察官役の指定弁護士が上告した。

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