2018年11月16日(金)

戦時中の中国人強制連行 三菱マテリアルが「賠償金」
8月にも和解か

2015/7/24付
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【北京=山田周平】三菱マテリアルが戦時中に中国人を日本に強制連行し、元労働者らが謝罪と損害賠償を求めて中国で訴訟を起こしている問題で、元労働者側の支援団体は24日、同社と8月にも和解するとの見通しを明らかにした。同社が示したとする「謝罪文」を公開し、被害者1人当たり10万元(約200万円)の賠償金支払いで基本合意したと説明している。

支援団体「中国民間対日賠償請求連合会」が同日、北京で中国メディアを対象に記者会見を開き、謝罪文を公開した。中国の通信社、中国新聞社(電子版)が伝えた。河北省と山東省で裁判を起こした原告団で構成する「日本に強制連行された中国労働者連絡会」に示した謝罪文だという。

謝罪文は日本語で、三菱マテリアルの前身の企業が「3765人の中国人労働者に劣悪な条件下で労働を強いた。722人が亡くなった。労働者と遺族に謝罪の意を表する」と表明。賠償のための基金設立や記念碑建立に同意したとしている。

同連合会の童増会長によると、三菱マテリアルは1人当たり10万元の賠償金支払いに応じる考え。両者は2014年6月に和解交渉を始め、謝罪や賠償などの条件で基本合意に達したという。

三菱マテリアル広報・IR部の話 係争中の案件につきコメントは差し控える。

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