8人感染の店舗は菌不検出 ポテサラ集団食中毒
埼玉と群馬の総菜店で購入したポテトサラダを食べた12人が腸管出血性大腸菌O157に感染した集団食中毒で、埼玉県は24日、8人の感染者が出た熊谷市の「でりしゃす籠原店」で全従業員と調理室を調べた結果、菌は検出されなかったと発表した。県は「感染者がポテトサラダを購入した7~8日に汚染されていた可能性がなくなったわけではない」としている。感染者1人が出た熊谷店についても調査している。
群馬県などによると、同県内では前橋市や伊勢崎市の系列店で、3人の感染者が出ている。
「でりしゃす」を運営する同県太田市の「フレッシュコーポレーション」は、同県高崎市の食品加工工場からポテトサラダを仕入れ、各店舗でハムやリンゴをまぜて販売していた。複数の系列店で感染者が出ていることから、高崎市は工場での製造過程で汚染された可能性もあるとみて調べている。〔共同〕