相模原殺傷、26日で1年 遺族ら670人が追悼

2017/7/24 23:40
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 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が刺殺されるなどした事件が26日で発生から1年となるのを前に、神奈川県などが主催する追悼式が24日、同市内のホールで開かれた。遺族や施設関係者、障害者など約670人が参列。凄惨な事件で命を奪われた人たちを悼み、「事件を二度と繰り返してはならない」との思いを新たにした。

 会場の式壇の中央には、現在は横浜市内の施設などで一時的に暮らす園の利用者が折り紙でつくったやまゆりの花が添えられた。参列者全員で犠牲者に黙とうをささげ、献花台に花を手向けた。

 同県の黒岩祐治知事は式辞で「この事件は『障害者はいなくなればいい』という間違った独善的な考えにより引き起こされた」と述べ、「悲しみを大きな力に変え、共に生きる社会を実現していかなければならない」と訴えた。

 家族会の会長を務める大月和真さん(67)は「ささやかな幸せが30分余りの残忍な犯行で踏みにじられた悔しさは折に触れ、こみ上げてくる。卑劣な犯人を決して許すことはできない」と強調。入倉かおる園長は「守ってあげられなかったことが申し訳なく、時間が止まったような1年だった」と声を震わせた。

 式の最後には、黒岩知事が亡くなった19人の生前のエピソードを1人ずつ紹介。障害者に対する偏見や差別をなくすことを目的に県が事件後に策定した「ともに生きる社会かながわ憲章」を読み上げた。

 追悼式には県内を中心に多くの障害者も参列。同県藤沢市の視覚障害者の男性(60)は「障害者が生きることを否定されるような事件だった」と沈痛な面持ちで振り返った。脳性小児まひで身体に障害のある相模原市の男性(52)は「今は、安らかに眠ってくださいと手を合わせるしかない」と冥福を祈った。

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