国産でも…「日本ワイン」名乗れるのは18%
国税庁調べ
国税庁は24日、昨年度に国内で製造されたワインの総量や使われたブドウの品種などを分析した調査結果を公表した。同庁は昨年、国産ブドウを100%使い国内で製造されたものだけを「日本ワイン」と表示する新たな基準を策定しており、該当するのは全体の18.4%だった。
調査は3月末時点でワインを製造する国内261業者が対象で、約95%の247業者から回答を得た。昨年度の国産ワイン全体の製造量は約10万900キロリットルで、うち日本ワインは約1万8600キロリットルだった。日本ワインの製造量や製造割合が明らかになるのは初めて。
日本ワインの内訳は白が47.3%、赤が41.4%、スパークリングが4.7%だった。国内製造全体と比べると、白ワインの比率が高かった。
原料となるブドウの生産県別では、「甲州」と呼ばれる品種が約半数を占める山梨県が約8600トンと最も多く、長野、北海道、山形と続いた。〔共同〕
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