全国の遺跡発掘報告書ネットで公開 1万4000冊、奈文研など

2015/6/24付
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全国の遺跡の発掘調査報告書約1万4千冊を電子化し、インターネットで一括検索・閲覧できるようにした「全国遺跡報告総覧」を、奈良文化財研究所と島根大など全国21の国立大学が共同開発した。25日朝から無料公開する。

総覧は大学や県市町村の教育委員会、埋蔵文化財センターなど32道府県の316調査機関が刊行した報告書を収録。約165万ページをPDF形式で電子化し、題名や機関名、「銅鐸(どうたく)」などのキーワードで検索できる。アドレスはhttp://sitereports.nabunken.go.jp/。

発掘報告書の多くは数百部程度と刊行数が少なく、閲覧できる場所が限られるため、研究のネックになっていた。同研究所は「調査成果の社会への還元や、新たな研究領域の発展につながるのでは」と期待する。

参加した21大学は既に各地元で刊行された報告書を電子化して公開しているが今回、同研究所を中核に統合して利便性を大幅に高めた。ただ東京や京都など一部の地域や調査機関の報告書は未収録で、同研究所自身の報告書もシステム上の問題から収めておらず、課題も残る。

同研究所によると、これまで全国で刊行された発掘報告書は累計約20万冊で、近年は年約2千冊が刊行されている。今後は充実に向け、大学や自治体、学会などとの連携拡大を検討する。

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