中国人向けガイド本改訂 北海道観光振興機構、指摘受け

2016/4/25 11:49
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公益社団法人、北海道観光振興機構(札幌市)が今春、昨年発行した中国人観光客に向けたマナーガイドを改訂した。「中国人には常識がない、と決めつけている」と受け止められかねない表現など、不適切な部分があると中国人から指摘されたためという。

機構によると、中国人旅行者の数が増える中、「部屋を汚す」「騒ぐ」ケースが散見され、宿泊施設の間で中国人旅行者の受け入れに尻込みする動きが見られた。宿泊施設の不満を解消し、観光客にも北海道での滞在を楽しんでもらう方法はないか、と考えた機構は昨年8月、イラストを交えたガイドを出した。

ただ、表題は「北海道旅行常識」。イラストはマナー違反を表現する「×」だらけ。「まるで全ての中国人に常識がなく、マナー違反をしているような内容じゃないか」。道内に暮らす中国人から批判が上がった。

機構は「内容が一方的になってしまった面がある」として改訂を決めた。表題は「北海道旅行心得」に変えた。イラストの中では「×」は使わず、日本では何がマナー違反なのかを説明するにとどめた。

例えば、中国では商品が本物かどうかを確認するために包装を開ける習慣があるという。改訂前のガイドでは「商品を開けるのは犯罪」といさめ、イラストには「×」を付けていた。改訂後には「日本の製品は中身を開けなくても安心してご購入いただけます」と表現を改めた。

改訂を機に英語版のガイドも作成。各8万5千部を発行した。宿泊施設などで配布されている。〔共同〕

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