東京都議団、リオ視察中止へ 高額批判受け
東京都議会が、8~9月のリオデジャネイロ五輪・パラリンピックを視察する都議団の派遣を中止する方向で調整していることが24日、議会関係者への取材で分かった。同日中にも議会運営委員会理事会を開き、正式決定する。
都議団の視察費用は当初予算で約6200万円としていたが、大会期間の宿泊費の高騰などで大幅に上回る見通し。都議会として舛添要一前知事の高額な海外出張を追及しただけに、世論の批判を招くと判断した。
都議団は自民、公明、民進系2会派の計4会派の都議27人。五輪とパラリンピックにそれぞれ派遣し、競技会場や大会の運営方法、大会ボランティアの活動などを視察する予定だった。
一方、2020年の東京大会に向け、運営上の課題などを実際に見て確認する必要性も高いとして、一部の議員は自費での視察も検討しているという。
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