2019年2月20日(水)

狭山事件再審請求、検察側が証拠リスト開示

2015/1/24付
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1963年に埼玉県狭山市で女子高生(当時16)が殺害された「狭山事件」で、無期懲役が確定し94年に仮釈放された石川一雄さん(76)の第3次再審請求審で、検察側が弁護側に証拠リストを開示したことが、24日分かった。

リストには存在が明らかになっていなかったものも含め、全ての物的証拠が記載されている。法制審議会(法相の諮問機関)が昨年、刑事司法制度改革の答申で証拠リスト開示制度を盛り込んだ影響とみられる。

弁護団などによると、東京高検は22日、事件当時の捜査で得た検察が保管中の279点の証拠品名を記載したリストを開示した。石川さんが書いたはがきなどが含まれているもようだ。

石川さんは2006年5月に申し立てた第3次再審請求で「自ら脅迫状を書いた確率は極めて低い」とした筆跡鑑定書などを新証拠として提出している。

狭山事件は63年5月に狭山市で発生。下校途中の女子高生が行方不明になり、身代金を要求する脅迫状が自宅に届いたが、3日後に遺体で発見された。約3週間後に別件の窃盗容疑で逮捕された石川さんが、女子高生殺害容疑で再逮捕され、強盗殺人罪などで起訴された。

一審・浦和(現さいたま)地裁は死刑を言い渡したが、二審・東京高裁が無期懲役に減刑。77年に最高裁で確定した。石川さんは東京高裁に再審請求を申し立て、05年3月に第2次請求が最高裁で退けられた。

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