2018年8月15日(水)

「事故る」「パニクる」5割使う 文化庁が造語初調査

2014/9/24付
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 文化庁は24日、2013年度の「国語に関する世論調査」の結果を公表した。名詞や英単語などと「する」を組み合わせた造語の使われ方の実態を初めて調べたところ、「事故る」や「パニクる」を半数の人が使っていることが分かった。慣用句に関する調査では「世間ずれ」などについて、本来とは違う意味に捉えている人が多かった。

「使うことがある」と
答えた人の割合(%)
チンする90.4
サボる86.4
お茶する66.4
事故る52.6
パニクる49.4
愚痴る48.3
告る22.3
きょどる15.6
タクる5.9
ディスる5.5

 調査は今年3月、全国の16歳以上約3500人に尋ね、約2000人から回答を得た。

 文化庁が選んだ造語10語について「使うことがある」と答えた人の割合は「チンする」が90%、「サボる」が86%に上った。「お茶する」(66%)や「事故る」(53%)、「パニクる」(49%)もよく使われていた。

 「けなす、否定する」という意味の「ディスる」を使う人は全体では6%だったが、10代や20代では3割を占めた。

 こうした造語について文化庁は「日本語の特徴的な表現であり、言葉の乱れとは言えない。ただ使い方は世代間で異なり、場面によってふさわしい言葉遣いを選んでほしい」としている。

 慣用句の意味を選択式で尋ねたところ、「世間ずれ」では「世の中の考えから外れている」という回答が55%を占め、本来の意味の「世間を渡ってずる賢くなっている」という回答(36%)を上回った。「世間ずれ」については04年度にも調査しており、その際は本来の意味の回答(51%)の割合の方が多かった。

 「まんじりともせず」は本来の意味の「眠らないで」と答えた割合が29%にとどまった一方、「じっと動かないで」という回答が52%に上った。

慣用句の意味と回答率
他山の石天地無用
他人の誤った言行も自分の行いの参考となる31%上下を逆にしてはいけない56%
×他人の良い言行は自分の行いの手本となる23%×上下を気にしないでよい30%
世間ずれやぶさかでない
世間を渡ってずる賢くなっている36%喜んでする34%
×世の中の考えから外れている55%×仕方なくする44%
煮詰まるまんじりともせず
(議論や意見が十分に出尽くして)結論が出る状態になること52%眠らないで29%
×(議論が行き詰まってしまって)結論が出せない状態になること40%×じっと動かないで52%

(注)○は辞書などで本来の意味とされるもの

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