2019年1月21日(月)

家計が「第2子出産の壁」 既婚女性の意識調査

2016/6/27 11:49
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教育費などを十分に確保できないなら、第2子以降を産むのはためらってしまう――。出産や子育てを支援する一般財団法人「1more Baby応援団」(東京)が出産への意識を調べたところ、こんな不安を抱える既婚女性が多いことが分かった。27日までに結果をまとめた。

調査は今年4月、全国の結婚期間が14年以下の既婚者を対象に、インターネットを通じて実施。女性は20~39歳の2401人、男性は20~49歳の557人が回答した。

結果によると、子供は2人以上が理想としたのは全体の81.1%だった一方、現実には2人目以降の出産をためらう「壁」が存在するとした回答が73.5%に上った。ためらう理由は、複数回答した2174人のうち最も多い84.4%が、家計の見通しなど「経済的な理由」を挙げた。

経済的理由の具体的な内容についても調べたところ、複数回答した1847人のうち、61.9%が現状の世帯収入では2人以上の子育てに不安があり、今後も収入が上がる見込みがないとした。

次いで基本的な養育費への不安が44.0%、塾や習い事などの費用を十分確保したいとした39.9%が続き、調査報告では「子供に満足な生活や教育を受けさせたい親の気持ちがうかがえる」と分析している。

出産にあたって、保育園入園に有利な時期を意識すると答えたのは全体の30.4%、産休・育休取得の可能な時期を意識するのは25.4%。子供を保育園へ入れるため、転居や就労条件変更など「保活」の経験をした人は17.1%だった。

「保活がなければ、もう1人子供を持ちたい」とする回答は41.7%に上り、行政や企業の支援の脆弱性から保活をしなければならない現状が、より多く子供を持とうという意識を妨げている実態も浮かんだ。〔共同〕

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