ADHD薬の効果、脳の血流で正確に把握 自治医大と中央大

2014/9/24付
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自治医科大の門田行史講師と中央大の檀一平太教授らの研究チームは24日、行動などに問題が起きる注意欠如・多動性障害(ADHD)への治療薬の効果を正確に把握する技術を開発したと発表した。

脳の活動を調べる光トポグラフィーという装置を使って、薬を服用した後に脳内で注意や行動を左右する部位が働いているかどうか確認する。ADHDの新しい診断技術として実用化を目指す。

ADHDは主に3歳以降の子供にみられる病気で、じっとしていられなくなったり不注意になったりして、社会活動に支障が出る。病気の診断などは医者が生活の様子などを診て判定し、薬による治療効果などを調べるのは難しかった。

光トポグラフィーは頭に計測器をかぶって、表面から近赤外光を当てて反射した光から、脳の血流量などをとらえる装置。薬を服用するADHDの子供ら約50人に、画像を見せながらボタンを押す試験をしてもらった。その結果、行動などをつかさどる脳の前頭前野や頭頂葉で血流が増え、薬の効果が確認できた。

研究チームは今後、改良を進め、ADHDのより正確な診断や新しい治療法の開発などにつなげたい考えだ。

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