2019年2月19日(火)

点滴に異物?患者中毒死 横浜の病院、殺人容疑で捜査

2016/9/23 22:44
保存
共有
印刷
その他

神奈川県警は23日、横浜市神奈川区の「大口病院」で今月20日、入院中の男性患者が死亡し、司法解剖の結果、死因が中毒死と判明したと明らかにした。県警は現場の状況などから、何者かが男性の点滴に異物を混入した疑いがあるとみて、殺人事件と断定。神奈川署に捜査本部を設置し、捜査を始めた。

入院患者の男性が死亡した横浜市神奈川区の大口病院(23日夜)=共同

県警によると、死亡したのは、今月14日から入院していた横浜市港北区の無職、八巻信雄さん(88)。20日午前4時ごろ、看護師がアラームで八巻さんの心拍数が低下していることに気付き、午前4時55分に死亡が確認された。

その後、病院側が死亡に不審な点があるとして、同日午前10時40分ごろに県警に「(八巻さんの)点滴に異物が混入された疑いがある」と通報。県警が八巻さんの遺体を調べたところ、体内から異物が検出された。点滴袋からも同じ異物が見つかったという。

捜査関係者によると、異物は医療機関で一般的に使われている薬剤類とみられるという。県警が詳細を調べている。

八巻さんの部屋は4階にあり、計6人が入院。夜間は看護師2人が同階の当直に当たっており、八巻さんの点滴を交換したのは19日の午後10時ごろだった。病院の入り口は午後5時以降は警備員が常駐しており、部外者の立ち入りは原則できない状況。捜査関係者によると、八巻さんの家族を含め、事件の近辺の時間帯に第三者が病院に立ち入った記録は残っていないという。

県警は、看護師らから事情を聴くなどして詳しい経緯を調べている。

同院では18日以降、八巻さんの他に80~90歳代の3人が死亡した。いずれも病死と診断されたが、司法解剖で死因を調べているという。

大口病院のホームページによると、同院は特定医療法人財団の「慈啓会」が運営。内科や整形外科などがあり、病床数は85。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報