邦人元契約社員「雇い止めはマタハラ」 伊航空会社を提訴
アリタリア航空(イタリア)の元契約社員で客室乗務員として働いていた日本人女性(32)が27日までに、妊娠が分かって雇い止めされたのはマタニティーハラスメントに当たるとして、雇用継続などを求める訴えを東京地裁に起こした。
訴状によると、女性は2010年3月から1年更新の契約で勤務。12年12月に妊娠を会社に伝えたところ、13年2月末で契約を打ち切られた。
会社は経営状況が厳しく人員削減の必要があると説明したが、女性は同時期に入社した社員はほぼ全員が契約を更新しており、雇い止めは妊娠が理由だと指摘。男女雇用機会均等法に違反していると主張している。
アリタリア航空は「雇い止めは妊娠が理由でなく契約期間満了によるもので、本人も納得していた」とコメントしている。〔共同〕