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染毛剤による皮膚障害相次ぐ 消費者事故調「正しい知識を」

消費者庁の消費者安全調査委員会(消費者事故調)は23日、白髪を染めたり髪の色を変えたりする染毛剤で起きる皮膚障害に関する報告書を公表した。かぶれやただれなどの被害相談が相次いでいるとしたうえで、正しい知識が消費者に十分に伝わっていないと指摘。商品パッケージの正面に危険性を表示することなどを求めた。

報告書によると、染毛剤のうち医薬部外品に分類される酸化染毛剤は、アレルギー性や刺激性の皮膚炎を起こす恐れがある化学物質を含む。商品の使用説明書には使う前に薬剤を皮膚に塗りアレルギー反応が出るかを調べるパッチテストをするよう書かれている。

消費者事故調が消費者に実施したアンケートでは、アレルギーになる可能性があることを知っていると答えたのは62.1%。「使用前にいつもテストする」としたのは2.3%にとどまった。

報告書は「現時点では代替可能な成分が存在せず、商品の改良で直ちにリスクを低減するのは困難」とする一方で「重症化を防ぐには、消費者がいち早く異常に気付き、適切に対応することが必要だ」と指摘した。

理容室や美容院でも同様の症状を引き起こす恐れがあり、消費者事故調は厚生労働省に対し、顧客への事前説明などを徹底させるよう提言。製造販売業者にも、ネット上に症例写真を載せるなどの対策を求めた。

消費者庁によると、2010年度以降、染毛剤を使った後に痛みやかゆみなどの症状が出たとの相談は約1千件寄せられた。このうち約160件は皮膚がただれるなど1カ月以上の重症だった。

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