甲冑武者、勇壮に出陣 福島「相馬野馬追」始まる

2016/7/23 12:29
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福島県相馬・双葉地方の夏の伝統行事で、甲冑(かっちゅう)姿の騎馬武者たちが戦国絵巻さながらの光景を繰り広げる「相馬野馬追」が23日、始まった。25日までの開催。

相馬野馬追が始まり、相馬中村神社から出陣する騎馬武者の行列(23日、福島県相馬市)=共同

相馬野馬追が始まり、相馬中村神社から出陣する騎馬武者の行列(23日、福島県相馬市)=共同

東京電力福島第1原発事故の避難指示が今月12日に解除された南相馬市小高区の相馬小高神社や相馬市の相馬中村神社など3カ所で出陣式。小高神社ではほら貝の音が鳴り響く中、陣羽織姿の武者たちが祭り期間中の安全とふるさとの復興を祈願した。中村神社からは、騎馬武者が沿道から声援を受けながら威風堂々と市街地を練り歩いた。

南相馬市原町区の仮設住宅に避難している無職、道中内隆さん(75)は、小高区の自宅をリフォーム中。お盆前には戻る予定だといい「野馬追が盛り上がっているのを見て、少しでも多くの人に戻ってきてほしい」と話した。

野馬追は千年以上続き、国の重要無形民俗文化財に指定されている。原発事故の影響で2011年は規模を縮小して開催され、観光客数も落ち込んだが、昨年は約20万7千人が訪れ、事故前の10年の(約21万5千人)近くに回復した。

祭りのクライマックスとなる甲冑競馬や神旗争奪戦は24日、南相馬市原町区の雲雀ケ原祭場地で開かれる。〔共同〕

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