シベリア抑留の犠牲者を追悼 千鳥ケ淵戦没者墓苑

2015/8/23付
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戦後、旧ソ連に捕らえられ、強制労働に従事させられたシベリア抑留の犠牲者を追悼する集いが23日、千鳥ケ淵戦没者墓苑(東京都千代田区)で開かれた。墓苑には抑留犠牲者の遺骨約1万2千柱が納められており、遺族ら約200人が黙とうをささげ、献花した。

この日は旧ソ連の指導者スターリンが1945年に旧日本兵の移送を命じる極秘指令を出してから70年に当たる。集いは2003年に始まり、13回目。在日ロシア大使館職員が初めて参列した。

抑留で父を亡くした女優の松島トモ子さんは母志奈枝さん(94)と参列し、遺族代表として「父はどんなに生きて日本に帰りたかったか。戦争は二度と繰り返してはいけない」と述べた。

主催した「シベリア抑留者支援・記録センター」世話人で、抑留を経験した大阪府豊中市の池田幸一さん(94)は「歴史と惨禍を伝え、継承していきたい」とあいさつした。

厚生労働省によると、シベリアやモンゴルの抑留者は約57万5千人で、抑留中に約5万5千人が死亡。同省は今年4月、旧ソ連に抑留され北朝鮮などで死亡した人を含む約1万人の名簿を公表した。〔共同〕

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