国連、大量破壊兵器の恐怖訴え 地下鉄サリンなどの映像制作

2014/9/23付
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1995年3月の地下鉄サリン事件などを題材に、大量破壊兵器による被害の悲惨さと拡散防止を訴える映像が、国連のホームページで公開された。国連の委託を受けた米国のフリージャーナリスト、チャーリー・ライオンズさん(54)が取材、制作した。

映像は約16分。地下鉄事件で営団地下鉄(当時)職員だった夫を亡くした高橋シズヱさん(67)も取材に協力し、インタビューで「今の若い人たちは、現実のこととして分かっていないと思う。それがすごく怖い」などと話している。

地下鉄事件のほか、ブラジル中部ゴイアニアで87年9月、放置された放射線治療器具の放射性物質を持ち帰った住民らが大規模に被曝(ひばく)し、直後に4人が死亡した事故を、いずれも発生当時の映像も交え紹介。それぞれ現場を訪れ、被害者や遺族、研究者らに話を聴いている。

大量破壊兵器のテロリストへの拡散防止を加盟国に求めた2004年の国連決議にも触れ、潘基文事務総長は「各国は決議実行の努力を強めてほしい」と話した。

ライオンズさんは「被害者の声を聞き、事件を忘れないことは非常に重要だ。映像から、被害者が今も苦しみ続けていることを理解してもらえたら」と話している。

映像はhttp://www.unmultimedia.org/tv/21stcentury/で視聴できる。〔共同〕

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